コントラバス劇場 [溝入敬三/ZIP-0009]

コントラバス劇場 [溝入敬三/ZIP-0009]

販売価格: 2,667円(税別)

(税込: 2,934円)

重み: 110g

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商品詳細

第10回の朝日現代音楽賞を受賞 、コントラバスという低音楽器の可能性を追求し、日本でも数少ないソロ・コントラバシストとして注目される溝入敬三の第一弾のアルバム。

現在の録音技術を以てすれば、ジグソーパズルのように演奏を繋ぐことも、一音毎に音程や音色を直すことも可能で、それは特にクラシック音楽では当たり前の編集作業だ。
しかし本CDではそれを極力避け、何度も全体を通して演奏し、少しでも良いテイクを収録した。
もちろんこれは言い訳もであるが、完璧な演奏など端からするつもりは無く、ただ悔いのない表現を目指した。
多少の傷も含めて、全てが音楽である。溝入敬三

Mizoiri Keizo "Contrabass Gekijo" 10.1.2003
Mizoiri Keizo is an award-winning contrabassist who performs both in Japan and overseas. On this album he attempts to be instrument player and narrator at the same time. His efforts resulted in the unprecedented one-person theater as suggested by the title (gekijo is the Japanese word for theater). "To play while speaking so many words is a bit like drawing a circle with one hand and triangle with the other simultaneously. I could have recorded the voice and instrument separately, but chose not to. Instead I played the entire album again and again, and selected the best take. Anyway, I didn't care if it was not perfect. I just wanted a performance I wouldn't have any regrets about. The whole thing, including the imperfections, is my music," says Mizoiri. The stories are humorous; sometimes referring to the difficult life of the greatly over-sized contrabass. The music includes the compositions by Mizoiri himself, Gershwin, Piazzolla and the curtain falls with J.S. Bach's Sarabande.



【演奏者】
コントラバス:溝入敬三
ピアノ:フェビアン・レザ・パネ (M07,08)

【商品情報】
タイトル:コントラバス劇場
アーティスト名:溝入敬三
発売日:2003年10月1日
発売元:ジパングプロダクツ株式会社
価格:¥2,934(税込)
品番:ZIP-0009
フォーマット:CD
JAN:4582271150159/4582271151019

------------------------------------------------------------------------------■全曲試聴できます
 1. "失敗" コントラバスソロのための非常に難しい曲
  作詞作曲:トム・ジョンソン 訳詞:溝入敬三
Tom Johnson: "FAILING" a very difficult piece for solo string bass(1975)
 2. そんなこたあどうでもいいさ
  作曲:ジョージ・ガーシュウィン 編曲:溝入敬三
George Gershwin: It ain't necessarily so (1935)
 3. サマータイム
  作曲:ジョージ・ガーシュウィン 編曲:溝入敬三
George Gershwin: SUMMERTIME (1935)
 4. ヴァレンタイン
  作詞作曲:ジェイコブ・ドラックマン
Jacob Druckman: "Valentine" for solo contrabass (1969)
 5.“アリア”ブラジル風バッハ第5番より  
  作曲:ヴィラ=ロボス 編曲:溝入敬三
Heitor Villa-Lobos: "Cantilena"〜Bachianas Brasileiras No.5 (1938)
 6. 小吉の夢
  作詞作曲:溝入敬三
Keizo Mizoiri: "The Dream of Syōkichi" for contrabass solo (2003)
 7. 1930年代のカフェ 
  作曲:アストル・ピアソラ 編曲:溝入敬三/フェビアン・レザ・パネ
Astor Piazzolla: "Cafe 1930" 〜Histoire du Tango
 8. 1960年代のナイトクラブ
  作曲:アストル・ピアソラ 編曲:溝入敬三/フェビアン・レザ・パネ
Astor Piazzolla: "Nightclub 1960" 〜Histoire du Tango
 9. タクシー
  作曲:ジョエル・レアンドル 訳詞:斎藤徹
Joëlle Léandre: "taxi" for solo duble bass and speaking musician
 10. サラバンド
  作曲:J.S.バッハ 編曲:溝入敬三
J.S.Bach: "Sarabande" 〜Suiten für Violoncello solo Nr.3

Recorded:Studio246
(2003.10.1)
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【溝入敬三 プロフィール】1955年広島県福山市に生まれる。広島大学教育学部付属福山中高等学校を経て東京芸術大学音楽学部器楽科卒業。杠(ゆずりは)純三郎、江口朝彦、小野崎充、B・トゥレツキー各氏に師事。
F・ポシュタ、H・ヘルマン、F・ペトラッキらに学ぶ。
コントラバスのソロイスト、作曲家として国内外で活動。89年、フィンランド・クモフ室内楽フェスティバル出演。90年、独ダルムシュタット国際音楽研究所よりクラニッヒシュタイナー音楽賞、日本現代音楽協会より作曲新人賞受賞。94年、仏アヴィニョン国際コントラバスフェスティバルBASS’94のゲストソロイスト。95〜96年、文化庁芸術家在外研究員としてカリフォルニア大学サンディエゴ校に留学し、米、メキシコで活動。2000年、日本現代音楽協会と朝日新聞共催の演奏コンクール「競楽」で優勝し「第10回朝日現代音楽賞」を受賞。初CD「コントラバス颱風」(コジマ録音)を発表。

【フェビアン・レザ・パネ プロフィール】1961年東京生まれ。父はインドネシア人、母は日本人。東京藝術大学作曲家卒。86年「海辺のサティ」他ネオ・シック・シリーズ8枚のアルバムをリリース。ピアニスト、編曲家として注目を集める。以後、大貫妙子、小野リサをはじめ数多くのアーティストのサポートを続けながら、ジャズ、タンゴ、ブラジル音楽等、様々なジャンルの音楽の経験を積んで来た。リーダーアルバムの代表作としては「ガネーシャの夢」「Sweet Radiance」を挙げることができる。現在はMotion Blue Yokohamaでソロピアノによるライヴを定期的に行う一方、金子飛鳥とのコラボレートでのヨーロッパ公演等、海外にも活動の場を広げている。