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商品詳細

へちま[竹澤悦子/ZIP-0042]

販売価格: 2,857円 (税別)
重み: 120g
数量:  枚

箏・地歌三味線演奏家の竹澤悦子の初のソロアルバム。
ダダ/禅詩人高橋新吉の詩をとりあげ地歌とブルースを往還する自作「へちま」、宮沢賢治の詩による高橋悠治の名曲「風がおもてで呼んでゐる」なまりバージョン、さそうあきら詩で17絃が冥界とのあわいを漂う「耳はむ魚」他、珠玉の6曲を収録。ジャケット画、ブックレット、盤面のイラストは山本精一。

Takezawa Etsuko "Hechima" 02.28.2013

"Hechima" is the first solo album from koto and jiuta performer Takezawa Etsuko, released after a prolific career collaborating with various other artists. Starting with the organ at aged five, she learned a variety of instruments, such as folk guitar, saxophone, koto, shamisen (both Japanese stringed instruments) and kokyu (Chinese fiddle). At Tokyo National University of Fine Arts and Music she majored in Ikuta-ryu (school) koto. Following graduation she studied jiuta (singing with shamisen) under the master Nakai Takeshi. She has played with distinguished musicians in a variety of locations around the world – the performance of Terry Riley's 'In C' with the Kronos Quartet at Carnegie Hall, New York is just one such example. On this album, Japanese traditional music meets modernity and authenticity meets experimentation. Together with unique contributions from Itabashi Fumio (jazz piano), Sakata Akira (alto sax and voice) and other supporting musicians, Takezawa – focusing on koto and jiuta – pushed the album to another level. Four of the six tracks were composed by Takezawa herself, with the others by Takahashi Yuji and Kondo Tatsuo. Works by Japanese dadaist/zen poet Takahashi Shinkichi and poet/author Miyazawa Kenji are also recited.


【 参加メンバー 】
ヴァイオリン: 向島ゆり子
ピアノ: 板橋文夫
アルトサックス 声: 坂田明
クマナ: 佐草夏美


【 商品情報 】
タイトル    :へちま
アーティスト名 :竹澤悦子
発売日     :2013年2月28日
発売元     :ジパングプロダクツ株式会社
価格      :2,857円(税別)
品番      :ZIP-0042
JANコード番号:4582271150470



ソロアルバムを作ろうと思い立ってから10年は経っただろう。
「いいアルバムにしたいけど、いいってなんだろう?誰にとって?」
そんな考えに囚われているうちに活動もレパートリーもまとまりなく広がり、時間ばかり過ぎてしまった。
めまぐるしく変わってゆく世の中、音楽の有り方もさまざま。「配信」では味わえない、「モノ」としての存在感を大切に作らせてくれるレーベルと出会った。音楽家として尊敬できる近藤達郎氏にプロデュースの片棒を担いでいただく。録音はもとより、すべてに関して繊細な感性でもって制作を進めて下さった。そしてゲストミュージシャン、ライナーノートに帯コメント、翻訳、ジャケット画やデザインその他、こだわりを持って関わってくれた皆さんのお一人お一人の力を感じずにはいられない、私にとっての宝ものが完成した。
肝心の中身といえば、いい演奏を求めて何度テイクを重ねても、結局こっち!?と自分の価値観を改めて知る事になった。ミキシングでは曲毎の世界観を大切にし、この楽器では聴いたことのない音作りにも挑戦した。
さあ、いざ、このアルバムは一体どんな人たちに届くのか?(竹澤悦子)
● Zipangu News Vol.108 記事より 

【メディア掲載】
雑誌CDジャーナル
石川県出身の女性筝・地歌三味線奏者、竹澤悦子の古くて新しいファースト・アルバム。高橋新吉の詩に自ら曲を付けた表題曲や、思わず訛りが出たという宮沢賢治の詩をもとにした「風がおもてで呼んでゐる」など、旧来の邦楽にない斬新さも秘めており、坂田明らがサポートする。

邦楽ジャーナル2013年3月号
へちまの輪郭のうねりは聞いていてよく分かる。ヴァイオリンも、今はあまり聞かれなくなった日本の胡弓をたっぷり感じさせ、初めから一緒に育った楽器であるかのような自然な共存。バラエティーに富んだ珠玉の作品が収録されていると思ったら、意外にもファーストアルバムだった。この奏者のすごさはまず歌が素晴らしいことにあり、だから楽器の演奏も格が違うのではないかという気がする。古典を失わず現代要素を盛り込んだ感じで、あとは単に好み次第。(太田)

実に意欲的なアルバムである。収録された一曲一曲に、しっかりとした想いと主張が感じられる。アルバムの編成をみると、様々な洋楽器との共演であるので、どんな曲の仕上がりなのかと興味を持って聞いた。こういう編成は、時として思いばかりが先行してしまうことが多いが、全体にしっかりと作品を表現する作りになっている。本人は歌を始め三味線、箏、十七絃更には笙までと多彩な演奏をしているが、中でも三味線の演奏が良い。(黒河内)

魅力的な作品ぞろいだが、『へちま』がすごくおもしろかった。『ブラック・エンジェルズ』(G・クラム)っぽく始まったと思ったら、いつのまにか地歌(?)っぽい世界に入っていて、聞いたことがあるような、ないような、不思議な音空間を堪能した。とくにヴァイオリンが秀逸。解説では「透明で懐が深い」と形容されているが、むしろ噪音を含ませた「不透明な」音色ゆえに三味線に絡むのでは?いずれにしても二人の競演をもっと聞きたい。次作はデュオで是非。(斎藤)

よく計算されている。通常、この手の盤は演りたいことを全部入れてしまうか、それとも企画ものとして、どこかに焦点を合わせるというプロデュースになるのだが、これはバランスがいい。曲それぞれの個性を主張しすぎると、聴いて疲れる結果に終わることが多いもの、本作は通奏低音というべき雰囲気が統一されていて、緊張感と供に滑らかだ。坂田明の声は別格としても、箏という楽器があらゆる楽器に融和するという証明にもなっている。媚びていないのがいい。(星川)



------------------------------------------------------------------------------------------------全曲試聴できます

1.  へちま
詩:高橋新吉 作曲:竹澤悦子 手付:向島ゆり子
(三味線 歌:竹澤悦子 ヴァイオリン:向島ゆり子) 8:58
向島ゆり子コメント:「悦ちゃんが大好き。アルバムに参加できてとっても嬉しい、そして光栄です!!
又一緒に演奏しよう、また一緒に飲もう、また一緒に遊ぼう!!」

2.  恨 -han-
作曲:竹澤悦子
(箏:竹澤悦子) 10:02


3. 風がおもてで呼んでゐる
詩:宮沢賢治 作曲:高橋悠治
(三味線 歌:竹澤悦子) 11:20


4.  Hi・ka・ri
作曲:竹澤悦子
(17絃 笙:竹澤悦子 ピアノ:板橋文夫) 10:18
板橋文夫コメント:「ソロデビューアルバム!おめでとう!このアルバムに参加できて嬉しいです。血みどろの幾千の体験途上で生まれ出た一筋の光!フレー!フレー!えっチャン!いっぱいの感謝を込めて! 」

5. 耳はむ魚
詩:さそうあきら 作曲:竹澤悦子
(17絃 クマナ 歌:竹澤悦子 アルトサックス 声:坂田 明 クマナ:佐草夏美) 9:29
坂田 明コメント:「竹澤悦子はなんでああなのか?謎である。判らないことは良いことです」
佐草夏美コメント:「竹澤悦子はじたばたと生きている。それらはすべて音になる。ときに力強く、ときにしなやかに、ときに地べたを這うように音楽を紡ぎだす。私はそれらをずっときいてきた。これからもずっときいていく」

6.  あの日への道のり
作曲:近藤達郎 (箏:竹澤悦子)
3:39


本編:時間53分


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【竹澤 悦子 (たけざわ えつこ) プロフィール】

箏・地歌三味線演奏家。
石川県七尾市に生まれ、8歳より生田流箏曲を学ぶ。
故・沢井忠夫、沢井一恵、中井猛の各氏に師事。東京芸術大学音楽学部卒業‘98埼玉県芸術文化祭奨励賞を受賞。
'86年〜’93 箏グループ「どんぐり」'93年〜KOTO VORTEX結成、'09年4月クロノスカルテットのプロデュース、テリー・ライリー「IN C」カーネギーホール公演に出演。
'96年「独箏ーひとりごと」ソロコンサートシリーズを開始。現在まで5回を数える。
'09日本国際交流基金・アジアソサエティNYの主催によりN・Y、ヒューストンにて公演。 
'10年市川交響楽団60周年記念コンサートにて、大塚茜の新作コンチェルトを初演。
ジャンルを超えたさまざまなアーティストとコラボレーション、演奏活動を国内外にわたり展開。古典から現代までレパートリーは幅広く、近年は歌を伴う演奏が注目されている。
福島大学、金城学院大学、有明教育芸術短期大学非常勤講師、 沢井箏曲院師範として後進の指導にあたる。
教則本「箏・初級」「中級」(楽音会出版)の作曲・執筆。
 
詳しい活動歴は竹澤 悦子HPで見ることができます。( http://takezawaetsuko.jimdo.com/)

他の写真
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●朝日新聞掲載記事(20130302)
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●ZIPANGU NEWS vol.108

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