Crazy Days [Cockroach Eater/ZIP-0047]

Crazy Days [Cockroach Eater/ZIP-0047]

販売価格: 2,800(税別)

(税込: 3,080)

重み: 150g

数量:

商品詳細

Cockroach Eater共同プロデューサー中川統雄と木ノ脇道元は音素材、構造、切り口、音響心理学的アプローチ、それぞれにおいて「ゲンダイオンガク」でも「テクノ」でもなく「クラシック」でもなく、またそれら全てでもある「カテゴライズ不可」の複雑かつ精度の高い作品を作り出している。一枚目のアルバム『Perfect World』(2009)でも参加していた竹山愛(fl)、相川瞳(per)に加え多久潤一朗(fl)、次世代を担うチェリスト集団XTC(エクスタシー)も参加し、更に厚みを増した音の融合を確立させている。スタジオ/ライヴ音源を収録したニ枚組。


【演奏者】木ノ脇道元(fl) 多久潤一朗(fl) 竹山愛(fl) 中川統雄(pf) 入江一雄(pf)
相川瞳(per)チェロアンサンブルXTC小野木遼、夏秋裕一、山澤慧、西方正輝

【 商品情報 】
タイトル :Crazy Days
アーティスト名 :Cockroach Eater
発売日     :2014年9月7日
発売元     :ジパングプロダクツ株式会社
価格      :¥3,080 (税込)
品番      :ZIP-0047
JANコード番号:4582271150586

-------------------------------------------------------------------全曲試聴できます
【 Disk1 】
1.  Crazy Daze in Sane
作曲:中川統雄 編曲:木ノ脇道元 (4:50)
木ノ脇道元(afl,bfl) 相川瞳(vib) 小野木遼(vc) 中川統雄(vo)
正気の狂おしき放心「Crazy Daze」はこのアルバムのアンセムと言っても良い。アルバム末尾のオリジナル版「Crazy Daze」とアルバムタイトル「Crazy Days」は同じ音を持ちながら、意味を異にする言葉遊び。木ノ脇による編曲版である「Crazy Daze in Sane」も「in Sane」(正気の)が、「insane」(錯乱)という真逆の意味へとミスリードする効果を狙ったものである。更に、「白の闇」は全く異質な音楽に聴こえて、実は「Crazy Daze」の和声的ヴァリエーションとして4つ目のエコーになっていて、それぞれが響き合う。また、お互いの作品に手を入れ合うのは我々のお家芸的方法論で、アルバム1曲目に相応しい。(木ノ脇)
2.  Beast Beat
作曲:中川統雄  (0:52)
中川統雄(vo)
1曲目のボーカルパートを受けて、閃きのみで作った曲。レコーディングからマスタリングまでの制作時間2時間。ヴォーカルパートはやや歪ませてあるものの、可能な限り編集はしていない。(中川)
3.  ティフォーンの歌
作曲:中川統雄  (3:03)
中川統雄(vo)
今回私が作曲した新曲の中ではメインと言って良い曲。レゾンデートル。音の殆ど全てがマイクを倒して録音した生の音源から成っている。(中川)
4.  Dystopia
作曲:中川統雄 (6:42)
小野木遼(vc) 山澤慧(vc)
音色からアプローチしたチェロの可能性を追求した曲。特に冒頭部の音はサブハーモニクスを駆使したチェロの特殊奏法を加工し、その魅力を存分に引き出せたので大変気に入っている。(中川)
5.  リトプスの夢
作曲:中川統雄 (4:28)
木ノ脇道元(fl) 竹山愛(fl)
木ノ脇との「ピンポンプロジェクト」第三弾。前回木ノ脇作曲「Lithops」のフルートパートを受け、声とミュージックコンクレート的アプローチによるトラックを作ってみた。(中川)
6.  Vapor trail of the Ruins
作曲:相川瞳 (3:59)
相川瞳(vib) 中川統雄(pf)
土、草、木、空、雲をいっぺんに見る機会をつくりたくて趣味が散歩になりました。歩いている時に目で見た色がそのままメロディーになった、そんな曲です。マリンバの暖かい音色のループから始まる、スクエアな旋律、カホンの自由なリズムをベースにし、マリンバ以外の楽器にアドリブを求めました。ピアノのストイックなリズムと即興を演奏してくれた中川氏に感謝いたします。(相川)
7.  Fuckin’Incredible
作曲:中川統雄 (6:23)
木ノ脇道元(fl)
この作品は以前からやりたかった歌い方を作品に導入する事が動機だった。一つは、特定の箇所を本来のメロディーのオクターブ上で歌う、という方法論。もうひとつはヒップホップなどで多用されている、本来のリズムより少し遅らせて歌うという方法論を呪術的なヴォーカルで実現すること。個人的には大変気に入っている。(中川)
8.  UGD RMX
作曲:木ノ脇道元 (3:42)
木ノ脇道元(pic)
今回のための「お蔵出し」第1弾。制作2006年。中川の旧作「Ua God is Dead」を下敷きにした木ノ脇によるリミックス。もともとのトラックがもっていた稠密でセンシティブな美しさに、ゆったりしたレゲエ風のグルーヴを移植出来るか?といったことを考えながら作った記憶がある。ボーカルシンセ「Delay Lama」の実験でもあった。(木ノ脇)
9.  Dark Matter - Doomsday
作曲:木ノ脇道元 (13:48)
木ノ脇道元(bfl, fl) 多久潤一朗(bfl, fl) 左 竹山愛(bfl, fl) 右
コックローチイーターの活動として、一つのReferenceとなる、またこれからの指針ともなるトラック。前半部分はわたしのバスフルートの曲「Dark Matter」、後半部分は今回クレジットされている 「Doomsday 3.11 AD2077」の抜粋で、そこに過剰なまでに生々しいフルートの演奏が橋渡し役となっている。この作品は他の作品の多くとは異なり、編集作業より録音に時間と労力を費やしている。(中川)
10.  Doomsday 3.11 AD2077
作曲:中川統雄 木ノ脇道元 (5:36)
私の音楽的本質を最大限損なわず且つソリッドに洗練させた作品。後半に行くに従って聴きやすくなるよう意図した。(中川)
11.  Adagietto So Schnell
作曲:中川統雄 (4:43)
木ノ脇道元(fl)
「お蔵出し」第2弾。制作2005年。マーラーの交響曲5番4楽章「アダージェット」の、ほとんど停滞したような夢うつつの雰囲気が無理矢理に溶かされて流れ出し、奔流になる。疾走する流れは荒れ狂ったのち、元の形とは様相の違ういびつな停滞へと凍り付いていく。といった妄想の、現実化プロジェクト。中川に教わって、コンピュータでの音楽制作を模索し始めた頃の曲。今同じアイデアで制作したら、どのくらい違うものが出来るだろうか?(木ノ脇)
12.  オキザリス
作曲:中川統雄 (4:43)
木ノ脇道元(fl)
歌やフルートパートは即興。このフルートパートは自宅スタジオで録音したものだが木ノ脇はこの演奏を全く覚えていないそうだ。(中川)
13.  Paranoid Sinfonia (リマスター版)
作曲:中川統雄 (6:25)
阿僧祇。私の考える極限。制作時間5年。(中川)

【 Disk2 】Live recording on 2012.7.11
木ノ脇道元(fl) 多久潤一朗(fl) 竹山愛(fl) 中川統雄(pf) 入江一雄(pf) チェロアンサンブルXTC
1.  Cryptobiosis
作曲:中川統雄 (5:40)
竹山の東京芸術大学卒業演奏会の為に書いた作品。Criptobiosisの内側から外界を眺めたところの現実。
竹山のフルートの良さ、即ちアタックの速さを最大限に活かすよう工夫した。(中川)

2.  Adagietto from Sym.no.5
作曲:G.マーラー 編曲:木ノ脇道元 (8:53)
「Adagietto so schnell」と響き合う。同じ源泉から複数の変奏を作り出すこのような試みは、自分が源泉に対してどのような方向でアプローチしたいのか、自分でも気づいていない指向性を教えてくれる。「Adagietto so schnell」で大胆に原曲を変身させようとしたのと対照的に、こちらは原曲(弦楽合奏とハープ)の響きを尊重しながら再現することを試みている。にもかかわらず、チェロ4、フルート、アルトフルート2、ピアノという変則編成アンサンブルが歌う「Adagietto」は原曲と微妙に違った色彩の響きに変化してしまう。(木ノ脇)
3.  白の闇
作曲:木ノ脇道元 (15:22)
「Crazy Daze in Sane」でも解説した通り「Crazy Daze」の和音進行から派生させた、しかしながら全く別の曲。「Crazy Daze」と「白の闇」はまるで、同じ遺伝子を共有している異母兄弟がお互いの存在を知らぬまま全く異なった環境で、異なった個性に成長し、それでもときおりお互い似通った特質を垣間見せる。という風でありますように、と思いながら作ったこれまた妄想の顕現。(木ノ脇)
4.  千と一の夜の夢
作曲:米倉香織 (4:12)
まどろむ午後に、そして、月の光る真夏の夜を飾る無数のお話。脈絡ないそのストーリーを無邪気に語るのが私。夢想の世界での遊びにお付き合い下さい。(米倉)
5.  Crazy Daze
作曲:中川統雄 (10:13)
心の闇の中の光の影。仮面の日常、始まる事のないK-hole (中川)

---------------------------------------------------------------------------------------
【Cockroach Eater(コックローチイーター)】Cockroach Eaterは共同プロデューサーの中川統雄と木ノ脇道元、フルート竹山愛、パーカッション相川瞳、ドラムス今井文香による音楽ユニット。活動の軸として、中川の特殊歌唱法ボーカルと電子音と生演奏の複雑かつ精度の高い融合、そしてジャンルとカテゴリーの境界線を横断し浸食するような作品作りを目指す。


【中川統雄(ボーカル)】

 東京芸術大学作曲科及び同大学院修了(作曲専攻)、日本音楽コンクール第二位及びE.ナカミチ賞受賞。作品『Psychomania』がユネスコI.R.C.に於いて1996年度の日本代表曲に選出される。現代音楽だけではなく、商業音楽の分野でも活躍しており、浜崎あゆみ、High&mighty color他、多数のアーティストのストリングスアレンジ等を手掛けている。ジパングプロダクツより「Mah VairÖcana」(2005)をリリース。「Death mask」をぬらりひょんレコードからリリース。

HP( http://ameblo.jp/music-h-jayer/ )









【木ノ脇道元(フルート)】

 フルートを武田又彦、金昌国、細川順三の各氏に師事。東京芸術大学中退。90年代から2000年代にかけて、同世代作曲家達のフルーティストを務め、現在創作の分野にも触手を伸ばしつつ、創造的演奏のあり方を探る。東京芸術大学非常勤講師、ムラマツフルートレッスンセンター講師、アンサンブルノマド創立メンバー。ジパングプロダクツより「blower」(2002)「不在の花」(2004)をリリース。

公式オフィシャルサイト( http://kinowakidogen.com/ )








【竹山愛(フルート)】
千葉県出身。東京藝術大学音楽学部卒業。同大学院修士課程修了。卒業時にアカンサス賞、同声会賞、三菱地所賞を受賞。数多の国内外のコンクールにおいて優秀な成績をおさめる。東京フィルハーモニー交響楽団、藝大フィルハーモニア他、多数のオーケストラと共演。藝大室内楽定期演奏会、同声会新人演奏会、三菱地所受賞者演奏会、JTが育てるアンサンブルシリーズなどに出演。これまでに糸井正博、三上明子、金昌国、神田寛明、斉藤和志、木ノ脇道元、寺本義明の各氏に、室内楽を小林裕、四戸世紀、寺本義明、山本正治、河野文昭の各氏に師事。電子音楽ユニット”Cockroach Eater”のメンバーとしても活動している。

【相川瞳(パーカッション)】
東京芸術大学音楽学部器楽科打楽器専攻卒業。 2006年 ブルガリアのペンディム国際コンクールDUO部門にて2位
。code M、Percussion Duo MIのメンバー。アンサンブルノマドのレギュラーゲスト。在学中より興味のあった民族楽器にも挑戦し、現代音楽、ライブ、レコーディング、サポートなど様々な分野において活動を展開している。これまでに打楽器を萱谷亮一、有賀誠門、藤本隆文の各氏に師事。


【ゲスト奏者】
多久潤一朗(フルート)
無数の特殊奏法、民族楽器奏法に加え楽器改造、エフェクターなどを駆使し自作自演を中心に活動中。自身がリーダーを務める次世代型フルートトリオ『マグナムトリオ』は日本国内はもとよりイギリス、カナダ、アメリカ、韓国、台湾など海外諸国からも公演のオファーを受けている。東京藝術大学卒業。木ノ脇道元、佐久間由美子、竹澤栄祐に師事。

チェロアンサンブルXTC
東京藝術大学で共に学んだ、井伊準、小野木遼、夏秋裕一、山澤慧、西方正輝の5人によるチェロアンサンブル。メンバーが編曲し、これまでのチェロアンサンブルの常識にとらわれないレパートリーを開拓している。日本では数少ない常設のチェロアンサンブル団体で、年2〜3回の定期公演を中心に活動している。中川統雄氏への委嘱作品「NEXTC」の世界初演、権代敦彦氏のチェロ四重奏曲「水の抱擁−カルロ・スカルパへのオマージュ−」の日本初演など、現代音楽の演奏にも積極的である。

小野木遼・・・1987年北海道生まれ。東京芸術大学を経て、同大学院修士課程を修了。現代曲にも積極的に取り組みMauricio Sotelo氏のMuros de dolor VI-Soreaを世界初演。サントリーホール室内楽アカデミー生。 第10回ビバホールチェロコンクール特別賞(井上賞)受賞。これまでに、チェロを竹本利郎、桜庭茂樹、山崎伸子、河野文昭の各氏に、室内楽を、松原勝也、松本和将、山本裕康の各氏に師事。現在、ソロ、室内楽、オーケストラなど幅広く活動している。チェロアンサンブルXTCメンバー。

夏秋裕一・・・7歳よりチェロを始める。 東京芸術大学附属音楽高校、同大学、大学院を卒業。泉の森ジュニアチェロコンクール銅賞受賞。 KOBE国際学生コンクール、最優秀賞。これまでにチェロを、河野文昭、上森祥平、宮城健、山崎伸子の各氏に師事。室内楽を岡山潔、松原勝也、大友肇の各氏に師事。アンサンブル室町、チェロアンサンブルXTCメンバー。藝大フィルハーモニア団員。

山澤慧・・・東京都町田市出身。東京芸術大学附属高校、同大学を経て、同大学院を2012年3月に修了。
大学卒業時に同声会賞受賞、大学院修了時に大学院アカンサス賞受賞。 第28回江戸川区新人コンクール第1位。第1回秋吉台音楽コンクール入賞。第10回ビバホールチェロコンクール第3位。第17回コンセールマロニエ21弦楽器部門第2位。学内に於いて、芸大フィルハーモニアとドヴォルザークのチェロ協奏曲を共演。室内楽定期演奏会に出演。音川健二、藤沢俊樹、河野文昭、西谷牧人、鈴木秀美、山崎伸子の各氏に師事。チェロアンサンブルXTC、アンサンブル室町メンバー。藝大フィルハーモニア首席チェロ奏者。

西方正輝・・・1989年千葉県出身。10才よりチェロを始める。チェロを鈴木典子、伊藤耕司、河野文昭、西谷牧人の各氏に師事。第9回ビバホールチェロコンクール第1位をはじめ、多数のコンクール、オーディションで上位入賞。藝大フィルハーモニア、をはじめ、オーケストラとも多数共演、リサイタル、室内楽、オーケストラ、スタジオワーク、シンガーソングライター中川晃教氏とのコラボレーションなど幅広く活動している。チェロの他にコントラバス、トランペットも演奏。 東京芸術大学卒業、在学中に同声会賞受賞。同大学院修士課程修了。音楽教室みみミュージック講師。尊敬するミュージシャンはEric Miyashiro氏!!


入江一雄(ピアノ)
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学・同大学院修士課程を首席で卒業・修了。在学中にアリアドネ・ムジカ賞、安宅賞をはじめ、受賞多数。09YOUNG EURO CLASSIC(ドイツ・ベルリン)に招待された東京藝大シンフォニーオーケストラにソリストとして同行し、細川俊夫作曲「沈黙の海」を協演。第77回日本音楽コンクールピアノ部門第1位。併せて野村賞、井口賞、河合賞、岩谷賞(聴衆賞)受賞。ソロだけでなく国内主要オーケストラとの共演や室内楽・アンサンブルなど多岐に渡る。栗原ひろみ、國谷尊之、故・竹島悠紀子、ガブリエル・タッキーノ、植田克己、上野真、野島稔の各氏に指導を受ける。12年度よりモスクワ音楽院研究科に在籍。ピアノをエリソ・ヴィルサラーゼ氏・室内楽をドミトリー・カプリン氏に師事している


米倉香織(作曲)
東京芸術大学作曲科を経て、同大学大学院修士課程を修了。
1994年ACL青年作曲賞第一位受賞。1996年学内にて安宅賞を受賞。