Come Again いま、君に逢いたい! [高本一郎/ZIP-0051]

Come Again いま、君に逢いたい! [高本一郎/ZIP-0051]

販売価格: 3,500円(税別)

(税込: 3,850円)

重み: 150g

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商品詳細


2013年に生誕450年を迎えた英国の作曲家、そしてリュート奏者でもあるジョン・ダウランドの楽曲を高本自身が大胆にアレンジし、多くのゲストミュージシャンを迎え、現代の感性でもって表現、さらには落語家の柳家花緑を迎え同年代を生きたシェークスピアとの戯曲も収録した2枚組のCD。世界に類を見ないダウランドのトリビュートアルバム。

Takamoto Ichiro "Come Again" 12.24.2014

After studying musicology at a specialist music university in Japan, Takamoto Ichiro headed to France to study the lute – a medieval stringed instrument – at the Conservatoire National de Region Strasbourg. Subsequently he performed at a number of music festivals in Europe and elsewhere, released several solo/collaborative albums and established himself as one of Japan's leading lutenists. His 2014 album 'Come Again' is dedicated to the popular Elizabethan lutenist and composer, John Dowland, in celebration of the 450th anniversary of his birth. For this project Takamoto performed new arrangements of Dowland's music. Takamoto states, 'The melodies of John Dowland sound fantastic even today. What I wanted to do on this album was to revive his music – giving it my own interpretation, imbuing it with contemporary elements and playing it with a group of my fellow musicians in order to bring it to today's audience.' Fictional dialogues between Dowland and another famous Elizabethan, William Shakespeare, inserted amongst the tracks make this album incomparably unique.


【メディア掲載】
雑誌CDジャーナル 2015年2月号
リュートって音が小さくて古臭くって…と思っている人はビックリ。オンマイクで録った音をミキシングでバランスをとり、鮮度の高い音色に仕上げている。ダウランドの名曲をサックスやリコーダー、ヴァイオリン、アコーディオン、ヴォーカルんど多彩な音色と合わせた編曲も面白い。柳家花緑の語りも入っている。
現代ギター 2015年2月号
リュート奏者の高本一郎によるダウランド作品集、とも言えるのだが、なかなかこのアルバムの実態を説明するのは難しい。すべて高本による自由な編曲が施され、Disk1はリュートとサクソフォーン四重奏および歌、Disk2はヴァイオリン、コルネット、リコーダー、アコーディオンにウッドベース、さらに落語家・柳家花緑の語りという不思議な編成。いったい“リュートとサックスのアンサンブル”の音色をだれが想像できるだろうか。しかしここに聴く演奏は充分な説得力を持ち、いつも憂鬱そうなダウランドもここでは陽気な表情も見せ、時にはダンスのひとつも躍りそうだ。花緑の語りによる「ラクリメ物語」ではダウランドと酒を酌み交わすシェイクスピアも登場、自由な編曲によりあちらこちらに聴き覚えのある有名メロディーが顔を出し、それを探すのも楽しい、しかし単に奇を衒っただけではない。あくまで原曲に忠実でありながら作品を過去形にしない、今日的な再創造であり、その背後にはダウランドへの強い敬意が感じられる。高本のオリジナル曲である〈悲しみよとどまれ〉には特にその思いが深く刻まれ感動的。これはダウランドへの敬意にあふれたトリビュートなのである。
サライ 2017年9月号
イングランド生まれの作曲家ジョン・ダウランド(1563〜1626)の音楽は、涙と憂鬱の表現において傑出した美しさを放っており、ジャンルを超えて近年は多くの人に愛されている。ルネサンス・バロック時代の古楽器リュートの卓越した演奏家である高本一郎の『Come Again いま、君に逢いたい!』は、エリザベス1世やシェイクスピアの活躍した時代をテーマとしながらも、ダウランドの魅力を時代の東京に生き生きと蘇らせることに成功している。静謐でありながた彫りの深いリュートの響きを中心に、カウンターテナー、アコーディオン、ウッドベース、サックス、朗読などを織り交ぜた構成はユーモアのセンスにもあふれている。2014年に発表されたアルバムだが、最近これを聴き、あまりの素晴らしさに、どうしても本欄で紹介したいと思った、一時の流行には決して流されない、長く聴き継がれるべきアルバムである。音楽ジャーナリスト・林田直樹


【演奏者】
高本一郎: archiluth, luth á 5 choeurs

Disc1
彌勒忠史:countertenor ( M04 M06 M08 M10 )
高瀬麻里子:vocal ( M11 )
鈴木広志:saxophone 
東涼太:saxophone
上運天淳市:saxophone
江川良子:saxophone 

Disc2
柳家花緑:storyteller ( M03 M05 M07 M09 M11 M13)
太田惠資:violin , voice
濱田芳通:cornetto , recorder
佐藤芳明:accordion
吉野弘志:contrabass

【 商品情報 】
タイトル:Come Again いま、君に逢いたい!
アーティスト名:高本一郎
発売日:2014年12月24日
発売元:ジパングプロダクツ株式会社
価格:¥3,850 (税込)
品番:ZIP-0051
JANコード番号:4582271150630

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●Disc1
1.  Preludium プレリュード music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
2.  Time stands still 時は立ち止まり music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
3.  Fine knacks for ladies ご婦人方、掘り出し物はいかが? music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
4.  Come again I いま君に逢いたい I words & music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
5.  Go crystal tears 朝霧のごとき透明な涙よmusic:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
6.  Clear or cloudy 晴れても曇っても words & music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
7.  Away with these self-loving lads 自己愛を離れて music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
8.  Can she excuse my wrongs? あの方は過ちを許してくれるでしょうか?
   words & music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
9.  Twenty ways upon the bells 鐘は鳴り響く music:Tohmas Robinson arr: Ichiro Takamoto
10.  Come again II いま君に逢いたい II words & music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
11.  Sorrow stay 悲しみよとどまれ words & music & arr: Ichiro Takamoto
●Disc2
1.  Preludium プレリュード music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
2.  Tarleton's riserrectione よみがえるタールトン music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
   3.  Dowland’s Tale 1 ダウランド ラクリメ物語 1
4.  Beyond the journey 旅の彼方に music & arr: Ichiro Takamoto
   5.  Dowland’s Tale 2 ダウランド ラクリメ物語 2
6.  Mr.Dowland midnight 夜更けのダウランド music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
   7.  Dowland’s Tale 3 ダウランド ラクリメ物語 3
8.  Lilly burlero リリーブレロ music:Anonymous arr: Ichiro Takamoto
   9.  Dowland’s Tale 4 ダウランド ラクリメ物語 4
10.  Lady Laiton's almain レイトン嬢のアルメイン music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
   11.  Dowland’s Tale 5 ダウランド ラクリメ物語 5
12.  By beauteous softness 比類なき寛容さで music:Henry Purcell arr: Ichiro Takamoto
   13.  Dowland’s Tale 6 ダウランド ラクリメ物語 6
14.  Now, oh now I needs must part 今こそ、別れのとき music:John Dowland arr: Ichiro Takamoto
15.  Have you seen the bright lily grow? 嗚呼、輝く百合の花よ music:Robert Johnson arr: Ichiro Takamoto



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【高本一郎】

リュート&アーリーギター奏者。奈良生まれ。5歳よりギターを始め『読売ギターコンクール銀賞』受賞。相愛大学音楽学部「音楽学」専攻卒業後、フランス国立ストラスブール音楽院にてリュートを学ぶ。国内外の著名な音楽家との共演をはじめ、ヨーロッパ、アジア諸国で公演多数。南仏「プロヴァンス音楽祭2001」での演奏はフランス全土にTV中継された。
2008年パリ・ルーヴル美術館にてソロコンサートを開催。TV,ラジオ(NHK- BS『クラシック倶楽部』、NHK-FM『名曲リサイタル』など)出演、オペラ、演劇、バレエ、能狂言、落語、朗読の舞台、音楽祭への出演、様々なジャンルの音楽とのコラボレーション、数多くのCD録音、CM音楽製作に参加するなど多彩な演奏活動を展開しながら、リュートの新しい魅力を引き出すべく作曲活動にも専心している。また2007年よりコンサートシリーズ『リュートの楽園』をプロデュース。
2002年ソロアルバム『天使のアリア、風の舞曲』。2012年ソロミニアルバム『小さな妖精と大きな妖精』自作曲によるアルバム『シャコンヌ・オリエンターレ』。2014年『古楽仕立てのカンツォーネ』(彌勒忠史&高本一郎)『English Lute Songs』(青木洋也&高本一郎)をリリース。
 リュートを今村泰典、Hopkinson SMITH, Eugene FERRE, Luciano CONTINI,の各氏、バロックギ ターをRolf Lislevand 氏に師事。「日本テレマン協会」ソリスト、「ダンスリー」メンバー、「チパンゴ・コンソート」リュート奏者。 大阪音楽大学付属音楽院リュート講師。
高本一郎 公演情報ブログ『リュートの時間』(http://ichiroluth.exblog.jp/)